がん予防、免疫力の強化、老化防止にもひと役買っている、スルフォラファンを多く含むブロッコリー。ビタミン豊富なことでも知られており、昨今では、野菜の王様と言われるほど話題に挙がります。ただ、暖かい季節とともに、傷みやすくなるお野菜です。ブロッコリーの鮮度劣化の特徴とあわせて、鮮度保持袋「オーラパック」を使うメリットを紹介します。
ブロッコリーの鮮度劣化
新鮮なブロッコリーの花蕾の部分は色濃い緑で、密集しふっくらとしているのが特徴です。しかし、裸の状態で置いた場合、鮮度が落ちると、花蕾のつぼみの色が薄くなり、さらに劣化が進むと、黄色い花が咲いてしまいます。これは収穫後にブロッコリー内にある限られた水分で成長を促進させようと、呼吸を続けるため、ブロッコリー内の水分も失われてしまいます。
また、一般的な野菜袋やポリ袋に入れた場合、ブロッコリーの呼吸によって発生した水滴が袋内につき、水滴となって花蕾のカビと変色、トロケ、臭いの原因となってしまいます。
オーラパックで鮮度を守る
前述の通り、ブロッコリーは空気に触れ過ぎても、袋で密閉しても傷みやすい野菜です。当社では長年ブロッコリーの鮮度保持試験を行い、鮮度データを蓄積し、商品開発に努めてきました。
当社のオーラパックαグレードは、ブロッコリーの鮮度保持に最適な仕様です。下の図は、オーラパックαと一般包装の袋に入れたブロッコリーを約20度の環境で二日間おいた鮮度資格試験の結果です。
見た目では、花蕾の変色、茎の断面の変色と届けに大きな差が出ています。一般包装には、白カビの発生も確認できました。さらに差があったのは臭い。ブロッコリーは傷み始めると、非常に強い嫌気臭を出します。見た目の劣化とともに臭いも強くなりますが、オーラパックαでは、ほとんど臭いませんでした。また、重量減少率においても、一般包装2.2%に対し、オーラパックα は、0.2%にとどまっています。
これは、オーラパックのメカニズム「水分子活性機能」「高い防曇機能」「鮮度の秘訣(通気、透湿調整)」により、ブロッコリーの鮮度に最適な状態が作られているためです。
ブロッコリーで長年の実績
オーラパックは、開発された当初からブロッコリーでの鮮度保持効果が確認されており、大規模な農業法人様や大手スーパー様でも長年利用されています。
商品紹介
オーラパックシリーズには、ブロッコリー専用の袋もご用意しています。「オーラパックラクポスブロッコリー」は、袋の底がカーブしていて角が丸いため、ブロッコリーのサイズにばらつきがあっても、ブロッコリーの花蕾にきれいにフィットします。
包装方法にも特徴があります。まず袋に手を入れ、花蕾を下にして持ち、下から包んで、ひっくり返します。これで包装時の引っかかりも心配なく、花蕾や茎を傷めずに、効率的に入れることができます。
汎用のオーラパックαシリーズを使用するお客様もいらっしゃいます。小ぶりサイズは12号サイズ、通常サイズや葉つきブロッコリーは、13号サイズをお勧めします。
大きなケースに詰める場合は、オーラパック大袋もご利用いただけます。発泡と氷での輸送が主流ですが、重量や環境面で負担がかかるため、オーラパック大袋は、鮮度面とコスト面にメリットがあります。
機械包装にも対応
「オーラパック」は、包装用機械に使えるロール品も別注品としてご用意できます。
包装作業による従業員の負担を減らすために、自動包装機械も同時に導入されるお客様も増えてきています。複数の機会メーカーと取引があり、限られた空間でも設置できる、小型の包装機もございますので、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。